土砂災害

洪水や内水氾濫といった水害と共に発生しやすくなってしまう災害があります。それは土砂災害です。土砂災害とは雨や地震などによって山や崖が崩れたり、その崩れた山や崖が崩れたことによって発生した土砂が川や雨の水によって流され建物や人に被害を与えたりすることを言います。
登戸駅付近はそもそも山や斜面となる地形が少ないため土砂災害の恐れはあまりないですが、向ケ丘遊園絵駅付近。特に生田緑地に向かうほど土砂災害の被害の可能性は高くなります。実際には専修大学生田キャンパスも、生田会館に始まり1〜4号館方面は土砂災害ハザードマップによると土砂災害特別警戒区域・土砂災害警戒区域に指定されている箇所もとこどころあります。
また、特に土砂災害特別警戒区域・土砂災害警戒区域が入り組んでおり拡大図にも別に用意されている場所は、稲生橋を渡って少し直進したあたりにある東生田2丁目になっています。この付近は急傾斜地崩壊危険区域も多くあり、土砂災害が始まってしまえば非常に避難が困難な場所であるといえるでしょう。ちなみに東生田2丁目において土砂災害が発生してしまった場合、最も近い避難場所は宿河原小学校となっています。

土砂災害ハザードマップ

【図3】土砂災害ハザードマップ(多摩区版)(地図面)

引用:図3 川崎市 土砂災害ハザードマップマップ https://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000017971.html 2023/09/6/16:48 アクセス

稲生橋
【図5】稲生橋の標識

斜面に並ぶ学生街、小田急線沿いに続く土砂災害警戒区域

向ケ丘遊園駅から専修大学生田キャンパスに続く線路沿いを歩いてから登り始める斜面には多くの学生の方が住んでいるかと思います。その斜面を登り切った峠付近にも住んでいる学生は多いことでしょう。そして少しでもそのような場所に住んでいる自覚のある学生ならば今一度土砂災害ハザードマップを確認しておくと良いでしょう。ハザードマップ上にて危険だと指定されている区域に自宅が含まれていなくとも、すぐそばには危険だとされる区域が細々と多くあることから土砂災害の被害に遭うかもしれないという意識をここにて身につけましょう。
また、土砂災害ハザードマップを見て分かる通り、向ヶ丘遊園駅から読売ランド前駅にかけて急激に土砂災害特別警戒区域・土砂災害警戒区域に指定されている区域が増えています。それら区間の駅を利用し通学している学生も今一度ここにて自宅は土砂災害警戒区域内にないかなど確認しておくと良いでしょう。

山肌
【図6】専修大学生田キャンパス付近の山肌