内水氾濫とは、下水道や排水機関に許容量を超える水量が入ってしまうことであちこちの水路から水が溢れ出してしまうことです。 比較的向ヶ丘遊園駅方面は生田緑地などに続く斜面がある地形に近いですが、登戸駅方面などは平らな地形が続いています。よって、内水氾濫や洪水などによる浸水が長引いてしまう可能性が高いと考えられます。そんな中、避難も間に合わずに浸水が始まってしまった場合我々はどうしたら良いのでしょうか?
向ヶ丘遊園や登戸は駅前としてもかなり発展しているため、コンクリートの地面が多いです。よって水はけが悪く、洪水が起きなくとも内水氾濫によって浸水被害が起きてしまうことが考えられます。
いつの間にか浸水が進んでいたらどう行動する?
1、紐のついた靴を確保
避難後の移動なども考えまずは紐のついた歩きやすい靴を確保しましょう。浸水が始まってしまうと水の中は様々な漂流物や危険物が漂っています。それらから足を守る役割と、水流がある中水に足を取られないようにするため役割を担います。雨靴である長靴や紐がついていない靴だと脱げてしまう可能性が非常に高いです。
2、水回りの排水溝に全て蓋をする
浸水が始まるということは、下水道などの水量が許容量を超え溢れ出している可能性が高いです。よって排水が難しくなるどころか排水溝から汚水が逆流してくることもあります。そうなると衛生面的にも良くないことに加え、浸水をさらに加速させてしまうため急いで水回りの排水溝全てに蓋をしましょう。
3、高いところへ荷物と共に避難する
家の大切なものやサバイバルに必要そうなものなどをまとめ(本来ならばある程度まとまっているのが理想です。)、高いところへ避難しましょう。一軒家などであれば2階へ、マンションやアパートであれば上の階へと避難しましょう。浸水の可能性範囲などが記載されている洪水ハザードマップによれば、登戸付近は浸水深5m〜10m(2階が水没レベル)、向ヶ丘遊園付近では3m〜5m(2階床下が水没レベル)のため、なるべく
・登戸 = 2階以上に避難
・向ヶ丘遊園 = 1階以上に避難
と意識しておくと良いでしょう。